ハム・ソーセージ・ベーコンの原料肉の調達、ナイフを使って原料肉の異物除去や脂・部位毎の分割処理、下処理された原料肉への味付、また、塩が均等にハムに浸み込む様に手返しを丁寧に行い熟成させる工程を担当しております。製造現場では係長として監督業務の役割もしています。
ハム・ソーセージでの製造工程では様々な肉の状態変化が見られます。各工程において品質管理を徹底し、製造規格に沿ったものに仕上げ、関係部署の役職者と情報を共有し、品質の高いものを製造しています。
また、共に働いている従業員の安全教育や環境整備をする事で、品質面と安全面の両方を満たすように安全・安心なものづくりに努めています。
製造以外にも社外の原料肉購買先へ様々なデータフィードバックや情報交換を行い、より品質の高い原料肉の仕入れを行っています。原料事情によって環境は変化しますが、お客様への美味しさの提供、工場の作業効率化、働き易い安全な職場づくりを目指しています。
原料肉の取り扱いで品質は大きく変化をします。原料肉を解凍するところから始まり、低温でバラツキが無いように解凍し、ナイフによる下処理を経て、チョッピング、ミキシング、インジェクション、手返し等、解凍から塩漬工程の間に管理ポイントはいくつもあります。その管理ポイントを全てクリアしなければなりません。
気を抜けない場面は多々ありますが、全てクリアするにはメンバーの力が不可欠であり、管理項目をクリアした時は歩留りや不良率に反映され効果が見え仕事の面白さとも言えます。少しのナイフの扱い方で収益改善に繋がったり、加工機械は習熟度と日々のメンテナンスを継続させる事で、ソーセージの綺麗な粒目や美味しいハムの味付けを保つ事ができます。
また、製造現場での作業改善を行い思い通りの結果に繋がった時や、高い目標をメンバー全員と協力し目標を達成した時の達成感にやりがいを感じます。全てうまくいく訳ではありませんが四苦八苦しながら毎日業務に臨んでいます。
食を提供する企業の一員として、安全・安心な商品をお客様にお届けする事は大前提です。
私は、ハム・ソーセージ製造工程における処理マスターを取得しています。原料肉をナイフにて下処理する技術を日々磨いています。ご指摘に繋がるものは綺麗に除去しますが、異物を除去するだけでなく、コストメリットを考えて処理方法を変化させたり、解凍から塩漬までの工程間に責任を持ち、何事も自責で考え、最適な作業方法を提案実施しています。マスター取得に甘える事なく、日々ナイフを手に持ち技量を落とさないようにする事、常にお客様視点に立ち業務に妥協する事なく真剣に取り組む姿をメンバーに見せる事も大切です。
今に至るまでは、先輩方のご指導やご教示、自分自身が経験した成功や失敗があり今があります。今後、私も後輩や仲間に製造技術の伝承を行い、美味しいものづくりへの熱意を伝えていきます。お客様が喜んで買っていただける商品を作り続けます。
「食」は、みなさんにとっては欠かす事が出来ない生活の基盤、みなさんの楽しい食事はどんな場面でしょうか?みなさん、さまざな場面を思い浮かべると思います。
そこに日本ハムファクトリーも関わっています。美味しさを提供しさらに楽しくさせるハム・ソーセージを一緒につくってみませんか?楽しいですよ。
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